カテゴリ:思い出に残るお客様( 9 )

騙されたお客様~後編~

前回のつづきです。

自分でも納得できてないのに契約書に印鑑をついてしまうなんてことは、
私の中では考えられないことですが、世間ではこういう話は思いのほか
たくさんあるようです。
営業マンは得意の話術でその気にさせ、お客様のために特別な値引きを
用意しました!とか、決算月なのでここまでさせて頂きます!などと
“あなた様だけの”もっともらしいことを口にする。
しかし、そのほとんどが真実とは程遠いまやかしの世界である。

今回のお客様も、そんな口車に乗せられて契約書に印鑑を押してしまった。
「建物の契約は、土地と同時にするのが当然ですよ。」
そう言われたお客様は疑いもなく契約してしまったのである。
建設会社に乗り込んでいったお客様と私は、まずその不条理な点から
責めていった。
最初に対応してくれたのは担当営業ではなく、その担当者の上司の方でした。

私「建物の契約と土地の契約を同時にする決まりはありませんよね?」

上司「はい。同時にして欲しいと言ったのは当社の希望を言ったまでで・・」

私「しかし、そう言われて詳しい説明がなされてないのに契約をさせられて
  いるわけですよ。姉ちゃんも(義理の)兄ちゃんも、担当の営業さんを
  信じてお願いしたのに、ふたを開けたらこっちが希望する仕様と雲泥の差
  ではないですか!!」

営業マンとして許せない感情と弟を演じるあまり、感情移入が度を超し
ちょっと言葉を荒立ててしまいました。
実際の胸中は、かなり冷や汗モノだったのですが、上司の方と何度かの
押し問答をして、お互い納得のいく解決をしようということになった。

上司「お気持ちはわかりました。かと言って私も社員を信じております故、
   本人から事情を聞かせてください。」
との申し入れがあり。こちらも了承しました。

ここで担当の営業マン登場。
見るからに、ふてぶてしい態度で、自分は何も悪くないと言い、
建物の契約はお客の納得済みであると言い放った。

仕様について何の説明もせず、土地と一緒に契約しないといけないと嘘をつき、
その後の住宅ローンの手続きなどもまったく手を付けていない状態にも関らず
自分は悪くない!とはっきり言い切れる根性にあきれ返った。

私の怒りのバロメーターは完全に振り切っていた。
上司に向かって話したのと100倍くらいの力で言葉が出そうになった時、
それを遮るかのように、その上司が担当営業に向かって鬼のような剣幕で怒り出した。

「お前がちゃんと説明してないから、お客様が困っておられるんだろうがっ!!!」

これには、そこにいた全員がびっくりしたが、気分はスッキリした。
もしかしたら、客の前でのポーズだったのかもしれないが、
あの剣幕で怒り出したら、もうこっちは何にも言えなくなる。
そこまで怒らなくても・・と思わせるほどのお説教をたっぷりして、
「この契約はこちらの方から白紙にさせてください。」
と申し出があった。契約金として預けていた100万円も無事返って来た。

結果的には、上司は物分かりの良い人で、組織的にお客様を騙すような会社では
なかったので事なきを得たが、担当者一人の責任とも言い切れないところもある。
営業マンは会社の顔そのものだから、やはり営業マンにそんな営業をさせた会社にも
責任は大いにある。

人の振り見て我が振りなおせ・・
自分も会社の信用を背負って営業をしているのだと
改めて考えさせられた出来事でした。

建設会社を出て、帰り道で、お客様からこう言われました。
「あの迫真の演技!私たち家族からブルーリボン賞をあげま~す」
こっちは冷や汗たっぷりかいていたのに、のんきやな・・

最初は契約を解除するためだけのボランティアで引き受けたお話でしたが、
やっぱり営業はご縁のもんです。

このお客様は現在、只松建設の家で幸せに暮らして頂いております。。。


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by tadamatsu-ken | 2012-03-28 23:10 | 思い出に残るお客様

騙されたお客様~前編~

昔の話で、もう時効だと思いますので、
ひとつ思い出に残るお客様のエピソードを書きたいと思います。

最初、お客様との出会いは、協力業者である解体屋のKさんからの
一本の電話でした。
『自分の昔からの知り合いで、建築業者に騙されて契約してしまった
人がおるんやけど、ちょっと相談に乗ってもらえませんか?』

いつもお世話になっているKさんからの頼みとあっては、
断ることもできず、とにかく一度会ってみることにしました。

40代のご夫婦に子供さんが3人の5人家族。
なんでも住宅会社が勧めてきた土地を決めようかと悩んでいたところ
半場強引に土地と建物の契約書に印鑑を押さされていたというのだ。
その契約書に目を通してみたが、買主には不利な条件ばかり書かれている。
しかし、印鑑が押されている以上、納得済みの契約と見なされる。
一応、宅建協会の相談所にも持ち込んだが、署名、捺印があるので
これは裁判しても勝ち目がないと言われた。

結局のところ、お客様側の確認不足で契約をしてしまっているのが
悪いのであるが、私は営業マンとして、その建築会社の女性営業マンの
ことが許せなかった。
お客様の保全をするために営業マンは存在する。
にも関らず、その確認を怠り、ましてやその契約に便乗するように
建物の契約をさせていたのだ。

建物の契約書もお粗末なものだった。
まず、簡単な平面図と立面図が添付されていて、一式工事の見積りが
付いているだけ、仕様書には小さい文字でいろいろ書いてあるが、
営業マンからは詳しい説明はなかったという。
価格は確かに安かった。しかし、仕様書をよく見るとアルミサッシは
すべてシングルガラスとなっていて網戸はオプションだった。
平成の世の中でそれはないだろう~と私は心の中で呟いた・・

価格が安いのには、何らかの理由が必ずあるものだ。
それを詳しく説明しないで契約をさせるというのは、
ある意味『詐欺』と同じだ。
これは絶対に許せない。このようなお客様をこれからも増やさないために!
私とお客様は、だめ元でその建設会社に文句を言いに行こうと話し合った。

私は全く関係のない人間なので、奥様の弟という設定で行くことに。
だいたい私は人から文句を言われることには慣れているが、
自分ではよう言わん人間なので、せめて格好だけでも取り繕うと、
革ジャンにオールバックという、昭和の横浜銀蝿のようなルックスで(笑)
いざ出陣となったのでした。

次回につづく・・


最近投稿頻度が悪くてすいません・・
4月からいつもの調子に戻したいと思っております。
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by tadamatsu-ken | 2012-03-25 23:36 | 思い出に残るお客様

パーフェクト!

いつもお客様に最高の幸せを感じていただきたいと願い、
営業の仕事をがんばっている私でありますが・・

本日、新築のお引渡しをしたH様は、私にとって最高のお客様でした。

そう感じた理由は、
H様と出会い、新築のお手伝いをさせていただく中で、
自分が今まで16年間続けてきた営業のやり方が間違ってなかったと
認識させてくれたこと。

お客様は、自分の営業のやり方を映す鏡みたいな存在だ。

お客様が満足していなければ、それは自分の努力が足りなかったということ。

お客様に非があるのではなく、すべて自分の責任である。

H様とは、出会いから約8ヶ月、
一度もトラブルなく、無事お引渡しをさせていただきました。

一番感謝したいことは、
私を信頼していただき、私もH様を信頼することができたことです。

お客様との信頼関係は、営業マンにとっては必要不可欠なものではあるが、
お客様は、住宅の営業マンのことは、なかなか100%信頼できないものです。

住宅の新築という、ほとんどの方が人生初めて経験する買い物において、
「騙されるのではないか?」、「他社はもっと良い家を造ってくれたのではないか?」と、
懐疑的になるのは仕方ないこと。

しかし、H様は、私を心底信頼してくれた。

そして、私もその期待に120%応えるように努力した。

その結果、ほんとうにお施主様も、私も、現場監督の花ちゃんも、携わった職人さんも
全員が納得できる素晴らしい住まいが完成したのだと思います。



まだまだ、足りない部分が多い私ではありますが、
今の自分の能力の中で、最大限の提案をさせていただいたと思います。

パーフェクト!
私が完璧なのではなく、私にとって、完璧なお客様だったのです。
素直に、そう思います。


本日、お引渡しの場でいただいた有難い言葉、

「柳澤さんと出会って、本当によかったです・・」


私も、H様ご家族と出会って、心からよかったと思ってます。


私は、契約して頂いたお客様には、いつも、
『親戚以上、友達未満』の関係作りを心掛けています。

遠くにいる親戚よりも近しい存在で今後もマイホームとご家族を見守り続け、
友達のように馴れ馴れしくない、営業マンとして一線を引いた節度あるご関係を
築いていきたいと思っています。

今後も、一生涯に渡り、困ったことがあればいつでも連絡してくださいね。

H様との出会いに感謝し、
またH様と同じようなお客様との出会いを作っていける、この営業という仕事が
できていることに感謝しております。

営業って、感動する仕事だな~041.gif


追伸、H様へ

本日は、ほんとうにありがとうございました。
別れ際に思いがけないプレゼントまで頂き、びっくりしました。

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これを身に付けるたびに、H様から教えていただいた
『お客様と一緒に最高のマイホームをつくる喜び』を思い出し、
初心に返って営業に精励できることと思います・・・

この8ヶ月間、楽しい時間をありがとうございました040.gif

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by tadamatsu-ken | 2010-06-22 23:17 | 思い出に残るお客様

人の話を鵜呑みにしない

一昨日のつづき。

私が企画した分譲宅地第2弾が、前途多難になってきたところまで書きました。

ところで、分譲地の客付けというのは、そんなに複雑なものではないように思う。
今回のように販売する宅地数が1つの場合は、1組のお客様だけを
見つけ出せばいいのである。

100件の問合せがあったとしても、申し込みが入らなければ意味がない。
1件の問合せでも、その人が買ってくれたらそれでいいし、効率も良い。

なので、販売開始から如何に早く見込みのお客様を見つけるかがポイントとなる。
野菜や果物に鮮度があるように、土地にも鮮度がある。
瑞瑞しい状態の土地は興味を示すが、売れ残りの土地は売れない。

どんな商売でも同じだが、“鮮度が命”なのである。

このセオリーに従うと、今回は完全に後手に回っていた。
最初に感心を示して頂いたお客様を逃したのは痛かったが、
時間が経ちすぎて、土地に興味を示す人がいなくなってしまったのがもっと痛かった・・

「完全に失敗だ・・」
そう思っている時に、HPに1件の問合せが入った。

名前と住所を見て、瞬時にピンと来た。
最初に買い逃したお客様だ!

身震いがした・・意味はないが、なんか怒られるような気がしてならなかった。

しかし、藁をも縋る思いだったので、一度訪問してみようと思った。

心の中で、「変なお客様だったら、早々に引き上げよう」なんて思いながら、
そのお客様宅へ向かった。

ピンポーン!
「只松建設の営業の者ですが・・」

「は~い」

玄関ドアを開けてくれた奥様は、私の想像とは全く違い、すごく感じの良い方だった。
半信半疑の状態で、分譲地の説明から、今までの経緯の説明をしたが、
お客様は、私に対して悪意なんてものは微塵にも出さなかったし、
むしろ、もっと早く只松建設さんが、また売ってることを知っていたら相談をしていたのに・・
と言われた。

・・なんてことだ!俺はなんと遠回りをしたのだ!!(涙)

そのお客様とは、その後なんの問題もなく契約していただき、新築を建てていただいた。
新築させて頂いた家の満足度も高く、4年経った今でも、毎年当社のイベントに参加して
頂いており、すごく仲良くさせてもらっている。

後から考えてみると、これだけ販売に時間がかかったのは、完璧に私の判断ミスでした。
不動産業者の話を鵜呑みにしてしまい、会ってもないお客様を勝手に悪い人だと決め付けて
しまっていた。

営業マン失格だと言われてもしょうがない・・

この経験を期に、私は『自分が見たもの、経験したもの』以外は、信用しないことにした。
自分の足で現場へ行き、会って話して、判断する。
人の話を鵜呑みにせず、自分が確認することの大事さに気付いた。

分譲開始から8ヶ月間の紆余曲折を経ての契約だったが、寄り道した分、
得る物も大きかったと思う。

そして、思い出に残る素晴らしいお客様との出会いに感謝しています。


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by tadamatsu-ken | 2010-01-13 22:50 | 思い出に残るお客様

判断の誤り

昨日、私が初めて企画分譲した話を書いたが、
売り出し初日に申し込みが入り、調子に乗ってきた私は、すぐに
次の分譲地を企画した。

今度の土地は、福岡県郊外だが大型スーパーがすぐ近くにあり、
小中学校、病院、バス停など徒歩圏内。利便性は申し分ない。
前回ほどの破格値ではなかったが、安めに仕入れることが出来た。

上司も、前回の実績を評価してくれたので大きな反対もなく、分譲開始まで
漕ぎつけた。

しかし、これが私の運のつき・・・とてつもない試練が待ち受けていようとは・・

分譲開始してすぐに、ある不動産会社さんから会社に電話が入った。

「只松建設さんで販売されている土地は、売主さんから了解を得て販売させてもらってて、
 もう買主が決まっているんですよ。」


そんなばかな・・

当社は既に、売主さん立会いの下に所有権移転まで済ませていた。

「なんかの間違いではないですか?」

とにかく、お会いしましょうと、不動産会社に出向いた。

話してみると、売主さん(お父さん)と仲のよろしくない息子さんが、勝手に不動産会社に
当社が買った価格よりも高い価格で売って欲しいと、相談していたという事実が判明した。

誤解が解け、これで万事上手く行くと思っていたが、そうではなかった・・

その不動産会社と購入の約束をしていた買主が激怒したと言うのだ。

気持ちはわからないでもない。1千万円以上の買い物を意を決して申し込んだのに、
実は売り物ではなかったと聞いたら、それは怒るでしょう・・

その後も、その買主さんと不動産業者の関係はこじれにこじれたらしい。

私も、なんだか出鼻を挫かれた気分だった。
そんなに、欲しかった人がいたのなら、その人に買って頂いて新築を建てて頂きたかったと思った。

不動産業者に、その人に建築条件は付くが、検討して欲しいと話していいかを聞いてみたが、
答えは、「あんなお客さんと話を進めたら、只松建設さんが痛い目に合いますよ」と言われ、
私もあっさり身を引いた。

私は、会ってもいないそのお客さんの存在が怖くなり、
チラシも、そのお客さんの住んでいる周辺には入れないようにした。

失敗が許されないだけに、少しの危険も回避したいと思ったのだ。

お客さんは、その人だけではない。別の人を探して気に入ってもらえばいい!
ポジティブに考え直して、販売を再開した。
イベントなどを企画して、なんとか土地を売るために
いろんなことを試みたが、なかなかお客様は現れなかった・・・

1ヶ月・・2ヶ月・・3ヶ月と、努力虚しく反応はゼロ・・
気は焦るばかりで、何をやっても上手くいかなかった。

とうとう、営業会議の席で、この土地が槍玉に上げられるようになってきた。
「おまえが企画して、ぜったい売ると言っていたんだろう!なんとかしろよ。」
皆、口には出さなかったが、そんな空気が会社全体を支配していた・・・

『柳の下にドジョウはいない』

そんな考えが思い浮かんできた。
このままでは、やっと新しい道を作ったのに2回目で、その道は閉ざされてしまう・・

万事休す!俺!!   明日につづく・・・

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by tadamatsu-ken | 2010-01-11 21:55 | 思い出に残るお客様

お客様のお子さん

昨日、参加してるブログ村ランキングで求人・採用ブログ部門1位になりました~♪

ずーっと2、3位だったので、ちょっと嬉しいですな~
前回のブログで、末尾で少し宣伝したので、お読みいただいた方がクリックして
くれたんでしょうね。ありがとうございます。

それにしても、最初は3人しかいなかった読者が最近ではかなり多くなって
きました。これからも、営業魂が炸裂する内容をみなさんにお送りしたいと思います。

さてさて、本日のテーマは『思い出に残るお客様』です。

2年前に新築していただいたO様をご紹介いたします。
O様には2人のお子様がおられます。
3歳の娘さんと産まれたばかりの娘さん。
この2人が可愛くて可愛くてたまらなかった。

こんにちは~と訪問すると、玄関で駆け足で迎えてくれる3歳のお姉ちゃんと
ほふく前進で全身から笑顔を出しながら近寄ってくる0歳の赤ちゃん(笑)
ほんと、この2人のお子さんは私になついてくれていました。
毎回の打合せが楽しみで、商談というよりお子様に会いに行ってる感じでした。(あかんやろ~)


ある日、いつものように打合せで訪問した時に、こんなことがありました。
奥様が銀行に行く用事を忘れておられ、時間的にも、あと30分くらいで銀行が
閉まってしまうというタイミングでした。
このまま打合せを続けていては、確実に間に合わない・・
その時は、お姉ちゃんは保育園に行っていたので、赤ちゃん一人でした。
奥さんは、「ちょっとだけ見といてもらえませんか?30分で帰ってきます。」と
私に娘さんを預けてくれたのです。

私も「いいですよ~」と言って、赤ちゃんを預かりました。
その後は赤ちゃんと2人で楽しく遊んでいました。泣くこともなく。

帰ってきた奥さんは、少し不安だったようで、20分くらいで急いで戻ってこられた
のですが、あまりに楽しく遊んでいる様子を見て、少し呆れている感じでした。

普通のお子さんなら、お母さんが居なくなると不安になり泣き出すのがほとんど。
奥様なりに、少しショックだったんだと思います。

だけど、私は、まだ1歳にも満たないお子様を数十分とはいえ私を信用して預けて
いただいたことが嬉しかった。(もちろん大切なお子様なので慎重に預かりました)

そんなO様との商談も大詰めになり、プラン決定→見積り提出まできた段階で、
他社との競合でピンチになった。

このご時世、1社のみの検討でマイホームを決める人はほとんどいません。
競合があって当然です。
打合せの段階でも、他に2、3社検討はします・・とは言われてました。

しかし、競合他社の見積りが、プランは違えど金額的に300万円ほど安かった。
50万以内なら、勝算はあると思っていたが、さすがに300万は無理だろう・・

半場あきらめかけていた時に、O様と現場で会う約束をしていたので伺った。
ここで断られるんだな・・もう、あの娘たちとも会えなくなるんだ・・と覚悟していると、
奥様から思いがけない言葉を頂いた。

O様 「正直かなり悩みましたが、新築は只松建設さんにお願いしようと思います。」

私 「う、嬉しいですけど・・金額が安いほうがO様にとっては良いのではないですか?」

O様 「いえ、私たちはお金だけで判断したくないのです。」

その後、O様とは契約していただき無事新築を引き渡しさせていただいた。
今でも、O様ご夫婦と2人の娘さんとは、仲良くさせていただいております。
後から聞いた話ですが、あんなに娘たちがなついていたので、私の事をなんか他人とは
思えなくなってきたのが、当社をお決め頂いた一つの要因になっていたようです。

私は、お客様のお子さんが好きだ。だから、お子さんも気を許してくれるのかな~
と思う。それが、商談をする上でマイナスになることはない。
だけど、本当に好きでないと子供に気持ちは通じないのが難しいところです・・

あれから2年・・建物と娘さんたちの成長を見守り続けていられることに
感謝の気持ちでいっぱいです・・


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by tadamatsu-ken | 2009-12-16 17:38 | 思い出に残るお客様

その後、A様とは・・

昨日の続きです。

お客様 「それ相応の慰謝料を会社で検討してください」の言葉に
私は、すぐさまこう言いました。

「私とA様は、お金で解決してしまう間柄でしょうか?
 当社はお金では一切解決しようとは思っておりません。
 和室の工事を一からやり直させていただけないでしょうか。」と

A様は、さらに怒りが込み上げてきた様子でした。
しかし、私が傷を補修ではなく、一からやり直させて欲しいと言ったことに、
びっくりされていました。

お客様としては、「一からやり直せ!」と言いたかった気持ちを抑えて、
傷は補修でいいから、いくらか値引いて欲しいと思ったと思います。
一からの工事では、下手したら100万円以上の費用がかかるかも
しれません。しかし、お客様が要求された金額はそんな額ではなかった
と思っています。
だから、ある意味A様のやさしさから当社に対して大きな負担になるより、
何十万かの出費で抑えてあげよう・・との気持ちがあったのだと思います。

でも、私は頑としてそれに応じなかった・・
何十万の慰謝料を払うなら、100万円の工事をした方がよいと
本気で思っていた。
なぜなら、私はA様とこれからも“お金で解決する人間関係”にはなりたく
なかったからだ。
A様の人間性も好きだし、施主と営業マンという単に発注者と請負者の関係
にはなりたくなかった・・・

もし、私とA様が親戚だったら、まずお金の解決を選ばないだろう。
私はお客様と親戚以上の関係を築きたいと思っている。(迷惑かもしれませんが・・)

その後、A様とは数回の打合せをさせて頂き、最終的にはお客様はこう私に言って
くださった。

「以前の慰謝料の話は忘れてください。今後も良い関係でお付き合いしましょう。
 長押の傷は補修だけでけっこうです」と・・

私は、自分で言った以上、本気で100万する和室のやりかえ工事を会社に稟議を
通しているところだった。
意外にも、そのことを勝手にお客様に話したことを上司は私に怒らなかった。
会社としても、金銭での解決より、本当に満足していただく工事を最後まで
やり遂げたかったのだと思った。

なので、私のような人間でも営業をやらせて頂いているのだと思います。
(感謝、感謝)

そして、A様とはその後どうなったかというと・・

毎年、秋には新米を会社に届けていただき、年末には今年一年お世話になりましたと
お歳暮を持ってきていただく関係になりました。

私の方も、旅行のお土産を届けたり、年末はカレンダーを届けたり、
住まいで問題点が発生した時は、すぐに対応させていただいております。

引渡しをしてから2年が経ちましたが、A様と私の関係はお互い望んでいたものに
なったと思います。

そして、一番嬉しかったことは、入居されてからのアンケートにA様から私への
メッセージが添えてあったことです。


『これからも自分の信念を貫いて営業がんばってください』・・・

この言葉は、今でも私の営業魂のパワーの源になっています。

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by tadamatsu-ken | 2009-11-16 23:18 | 思い出に残るお客様

最後の最後で・・

昨日のテーマ『思い出に残るお客様』の話です。

A様は、農家を営んでおられ、本家としてご立派なお屋敷を
お持ちでした。
その家が、不幸なことに数年前火事で焼けてしまったので、
新しく新築されることになりました。

約半年の営業期間を経て、只松建設で新築していただく契約をして頂きました。
ご契約頂いた住宅は、43坪の平屋建て。
私の担当した平屋の住宅の中では、一番大きな規模でした。

順調に打合せも終わり、いざ着工!
大工さん2人がかりで、慎重に工事が進んでいきました。
最近では少ない、本間サイズの真壁2間続きの和室。それを囲むように
広縁があります。
こういった昔ながらの住宅は、大工さんの腕のみせどころ。
さすが、うちの大工さんは上手いです。
営業担当の私から見ても惚れ惚れするくらいの仕上がりになりました。

そして、大工さんの工事も無事終わり、設備工事、内装工事が終わって、
あとは建具や畳の据付を残すばかりというところで事件は起こったのです。

お施主様 「すぐに現場に来てください!」

との電話で、慌てて現場監督が伺うと・・

和室の長押に傷が入っているではありませんか。

お施主様 「どうしてくれるんです!」

最後の最後で、誰が付けたかわからない謎の大きな傷・・・
和室の長押という場所は、簡単にその部分だけ交換がきかない箇所。

このまま無事に引渡しを心の中で祈ってた矢先に・・

とにかく、現場監督と私で謝りたおしました。

「A様の大切な家に、取り返しのつかない大きな傷を入れてしまい本当に
 申し訳ございません!!」

そう、何度も謝ったがお客様の怒りは治まりません。

私 「今回の不手際は全面的に当社のミスです。どのようにさせて頂いたら
   ご納得してもらえるのでしょうか?」

との私の言葉にお客様は

「誠意を見せてください。それ相応の慰謝料を会社で考えてください」
と、おっしゃいました。


ピ・・ピンチ・・・(明日に続く)

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by tadamatsu-ken | 2009-11-15 22:52 | 思い出に残るお客様

遠くの親戚より、近くのお客様

以前、私の1棟目に契約したお客様の話を書きましたが、
営業を長く続けていると、ほんとにたくさんの良い出会いがあります。

私は、京都に29歳までいました。両親が離婚をしているので、
それぞれの親戚とは疎遠で何年も会っていません。
学生時代の友人もほとんどが関西にいるので、福岡には身内も
友人もいないです。

しかし、私にはお客様がいます。(笑)
『遠くの親戚より、近くのお客様』とはよく言ったものです。(え、言わない?)

毎年、数百人のお客様と出会い、ご縁のある人、ない人おられますが、
その運命的な出会いで私のお客様になって頂いた方とは、親戚以上の
お付き合いを一生していきたいと思っています。

私が只松建設に転職してきた理由も、そのことが大きなきっかけでした。
住宅はお客様にとって一生の買い物です。
消耗品なら、お客様とはそんなに長くお付き合いする必要はないかもしれません。
しかし、一生物の住宅を売る以上は、私も一生お付き合いさせて頂きたいのです。
それが出来るのが、来年84周年を迎える只松建設だと思っています。
自分がしたくても、肝心の会社が無くなってしまってはなんにもなりません。
そのことに、人一倍気を遣って転職先を決めたつもりです。

私は、今まで35棟のご新築と50棟以上のリフォームのお手伝いをさせて
頂きました。
その中に、数々のドラマがありました。

私にとってお客様は、自分の家族と同じくらい大切な存在です。
これから、そんな『思い出に残るお客様』をご紹介して行こうと思っています。

そして、これから先に出会うお客様はどんな人たちだろう~
そのお客様たちとどんなドラマがあるのだろう~ 楽しみだな~

そんな思いを馳せながら、営業をしている私でございます・・
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by tadamatsu-ken | 2009-11-14 20:17 | 思い出に残るお客様

営業パーソンのための自己改革ブログ


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