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論語

久しぶりのこのコーナー『目から鱗本』の紹介です。
本日は、40歳から『論語』にハマりだし、論語関連の書籍を
集めだしている私に、義理の母がプレゼントしてくれた
『仕事の迷いにはすべて「論語」が答えてくれる』 北尾 吉孝著です。

論語_b0164364_15392274.jpg北尾さんと言えば、ソフトバンク孫社長の右腕として有名な方であり、論語関連の書籍を多数出版されている人だということは、知ってましたが、ここまで私の仕事の迷いを的確に答えてくれる内容だとは思わなかった。
それくらい、タイムリーにこの本と出会うことができて、ほんとに感謝です。
ということで、ここ2年くらい論語にハマっている私ですが、これも、なんだかんだ言って必然の出会いなのだと思うのです。
なぜ、そう思うのかと言うと、論語に出てくる誰もが知っている章句に

「吾十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。
五十にして天命を知る。六十にして耳順う。七十にして心の欲する
所に従って、矩をこえず」
というのがある。

論語というのは、今から二千五百年前の中国で、孔子とその弟子との
対話などを、孔子没後にまとめられた中国古典である。
紀元前の昔、聖書よりも古い書籍に記されたこの一章句は、
私が若い時には、あまりピンと来なかった。
江戸時代でさえ人生50年といわれたのに、紀元前などでは
人生80年などという考えなどあったはずもない。
だから、孔子は絵空事を書いたのだと勝手に思い込んでいた。

しかし、論語関連の本を読んでいくうちに、孔子は類まれな先見の明の
持ち主だったのだと知る。

論語の中に、弟子の子張が「先生は時代の先が読めますか?」と問う
くだりがある。
孔子は、その問いに対してこう答えた。

「殷は夏の礼に因る、損益する所得るべきなり。周は殷の礼に因る、
損益する所知るべきなり。其れ或いは周を継ぐ者は、百世と雖も知るべきなり」


かつて中国に殷という国があった。殷の制度は、その前の王朝である夏という国の
制度を受け継いでいる。また、殷の次に王朝を開いた周という国の制度を調べて
みると、殷の諸制度を受け継ぎながら、それに改変を加えていたことがわかる。
今は周の時代だが、もし今後、周を次ぐ国が現れたとしても、夏、殷、周の制度を
知っておけば、たとえ百代先の国の制度であっても予測することができる。
と、孔子は言っている。
つまり、未来を知りたければ、過去を知る必要があるということだ。
これが、かの有名な『温故知新』の考えにほかならない。

話を戻して、孔子は論語で記された考えが後世まで受け継がれることを
予測していたのではないかと思うのだ。
2500年受け継がれたということは、この先5000年も10000年でも
受け継がれることだろう。
そんな果てしない未来の人たちに、伝える内容として、
人生80年として、その年代年代にどういうことをするべきかを
説いているのだと私は理解している。
(まぁー本当は、孔子が長生きしたからなのでしょうが・・)

本書においても、人生において40歳というのが重要な年代だと書かれている。
『四十にして惑わず。』
自分は、そんな生き方できているだろうか?

『五十にして天命を知る』
50歳になったときに、自分の天命を戴けるのだろうか?

そう思って生きていくことが重要であり、その答えが
『論語』の中に書いてある。
だから、神様は私に40歳にして『論語』を読ませてくれたのだと思います。

『論語』は、今までもこれからも人類の普遍の真理。

人生の壁にぶつかった時に、孔子の教えを教訓にしながら、
惑わない男でいたい今日この頃です。


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by tadamatsu-ken | 2013-01-16 15:32 | 目から鱗本

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