商売の基本形

ずいぶん前から、このブログに登場させたい人がいました。

それは、私が福岡へ引越ししてきた12年前からお世話になっている
通称『唐津のおばさん』という方です。

私は、この方を通じて商売の基本理念を教えて頂いた気がします。


そもそも、商売はいくつかの方法がある。
先日、ブログに書いた、何かと何かを足したり掛け合わせたりして
作られた商品を広く売っていく商売もあれば、
熟練の技術を売る商売もあるし、顧客ニーズに合ったサービスを
売る商売もある。
また、不動産販売やIT関連の商売のように、情報そのものに価値があり、
その情報を売る商売などもある。

そんな商売の方法の中で、一番の基本形は何かと問われると、
それは、『仕入れた物』を『販売する』ということになる。
安くて良い物をたくさん仕入れて、それに利ざやをのせて売る。
これは、人類の歴史から見ても数千年前から行われている
商売の基本形だと言える。

話を戻して、『唐津のおばさん』の紹介をしよう。

実は、このおばさん、家が唐津にあり、唐津で仕入れた物や
自分家の畑で収穫したものを、福岡の中心部でリヤカーに乗せて売っている。
格好も農家のおばさんっぽくて、街中にいて知らない人が見ると、
少し違和感があるかも知れません。なんか、タイムスリップした感が・・

しかし、この『唐津のおばさん』には、たくさんのファンがいます。
福岡市中央区に住む主婦にとっては、唐津から美味しい野菜や
果物を運んできてきてくれるこのおばさんが必要なのです。

私も10年以上、お世話になっているので、
『唐津のおばさん』の食材とスーパーで買ってきた食材との
区別がはっきり付くようになりました。
それくらい美味しい!
唐津のおばさんのトマトやきゅうりは、太陽をたっぷり浴びた
匂いがします。(いや~ほんと)

スーパーより少し高いが、デパ地下より安い。
近所までリヤカーでデリバリーしてくれる。
そんな、他ではないやり方も顧客ニーズが高い所以かもしれません。

唐津のおばさんは、今年74歳。
30歳の時から44年間ずっと、唐津~博多間を往復してきました。
朝の5時には家を出て、昼の3時には家に帰る。
雨が降ったらその日は休みにして、家で蒸しパンをつくり、
次の日にそれを買ってくれたお客さんに配る。
いつも、裏路地を覗けば、そこには『唐津のおばさん』が居てくれる・・・

そんなおばさんは、この商売で2人の息子さんを立派に育て、
1軒の家まで建てた。
そんなおばさんを、私は尊敬しています。

考えてみれば、30歳の女性が農家の格好しながら
リヤカーを押して、都会に野菜や果物を売りに行く。
簡単なようで、なかなかできるものではありません。

しかし、これが商売の基本形だということを認識して、
人がやらないから、商売敵も現れず、ずっと長く商売できる。
この立ち位置が、おばさんを人生の成功者にしたのだろう。

おばさんに聞くと、74歳になっても大病をしたことがないとのこと。
骨密度だって平均値を大幅に上回っているそうだ。
それは、やはり身体を使うことを日課にしているからだろう。

おばさんを見ていると、
『器用に生きようとせずに、力を抜いて頑張りなさいよ』って言われているようだ。

商売はけっして難しくない・・
基本に忠実に私も、これからを生きていこう。

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by tadamatsu-ken | 2011-05-25 21:58 | 営業の仕事

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