私の失敗
2010年 03月 03日
↓これ
『すごい会議』 大橋 禅太郎著です。
サブタイトルに“短期間で会社が劇的に変わる!”とあります。
なんとも、興味をそそられる本のタイトルだと思いません?
中身を読んで、さらに驚いた!こんな考え方、こんな会議があるなんて!!
私は、その内容に興奮しまくり、居ても立ってもいられなくなった。
いつも会社の会議に疑問を抱き、もっとこうしたらいいのに・・と思っていたので、この本からの“気付き”は多大なものだった。
私はさっそく、この本の内容を事業部会議に取り込もうと思った。
「これで、うちの会社も劇的に変わるぞー」なんて思いながら・・
しかし、それが私の失敗だった。
私のテンションとみんなのテンションが違い過ぎたのだ。
本を読んで興奮している私と、普段から会議そのものに、さほど興味を
持ってない人たち・・
私はこの本に忠実に会議を進行したのだが、
みんなの頭は『???』になっていました。
正直、もどかしい気持ちでいっぱいだったが、悪いのは私。
みんなのテンションを上げることが先決だったのに、いきなり訳のわからないことを
言い出しただけだった・・
ある人がこんなことを言っていた。
『人のテンションやモチベーションを他人が変えていくことはできない。
自分で設定したものは、自分で上げない以上、まわりの誰も高くすることができない』
そのことは、わかっていたつもりだ・・
でも組織が、今以上によくなる方向に少しでも努力したいと私は思う。
いろんな問題が只松建設には、まだまだ存在している。
この1年間、組織の連携について考え、行動してきたつもりだ。
営業内での連携、営業と工務間での問題点の改善・・
そんな努力も、少しづつではあるが、光が見えてきた。
年末の事業部会議では、みんなが積極的に現状の不満点を言うようになった。
改善点の提案ではないが、不満が出ることは悪いことではない。
現状に満足してないところは改善の余地があるということ。
私は、みんなから出た不満点をどうしたら改善できるかを
真剣に考え、それを行動に移した。
別に感謝されたいわけではない。
そうすることで、社員が働きやすい職場環境が出来ればいいのだ。
只松建設は、まだまだ『すごい会議』を実践できる土壌ではない。
しかし、社員同士の風通しを良くし、思っていることを臆せず発言できる
環境を作っていくことが、当面の私の目標だと強く感じています。
『すごい会議』に出会って、失敗も経験しましたが、得る物はもっと大きかった
・・・ような気がします。
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